サイパン小人(コビト)伝説

サイパン、グアム、ロタには【タオタオモナ】と呼ばれる

ご先祖様の霊がいます。

タオタオと言うのは人々の意味、モナと言うのは最初の

と言う意味、、なので【タオタオモナ】は最初の人々。

要するに御先祖様!と言うことです。

このタオタオモナのお話はパウパウアイランド日記

の方で一度書いているのでもし興味があったら

読んでみてください。

http://blog.livedoor.jp/pau2tours/archives/2010-02.html?p=5#20100212

 

で、今日はコビトのお話【デュヘンデス】伝説です。

デュヘンデスはいたずらっ子のようないたずらや、

時に悪さもするようです。

サイパンの人は悪いデュヘンデスと良いデュヘンデスがいるが、

どっちが良くてどっちが悪いのか見ても解らないので近付くな!

といいます。

昔の人は時々遭遇したようです。

おじいちゃんとかおばあちゃんに聞くとドコドコの爺さんが

若い頃、畑の小屋で寝てたら足を引っ張られた事がある。

とか、頭を殴られたとか、家畜の糞をかけられたとか、、。

でも、最近はめったに聞かなくなりました。

 

ところが、、、。

きのう家へ帰ったら、何かちょっと小騒ぎ(大騒ぎではない)

隣の家やお庭でみんなコソコソしてる。

【どうしたの?】と聞くと、、、、、、、、、、。

 

ここの庭にデュヘンデスがいる。

アンティーXXXが見た、アンティーVVVも見た。

あそこの木のあたりに居たって!

 

おぉーそうかそうか、、。

ここの家の庭には色んなのが来るなぁ~。

昔、あんた達はホワイトレディーを見たって言ってたねぇ。

パランタスマもすっごい勢いで風を巻き上げながら

走り抜けて行った、、とか。

 *パランタスマと言うのはすっごく背が高い女性で

  長い髪を顔の前にたらし、ものすごいスピードで

  宙に浮いてるかのごとく疾走する。という妖怪。

 

家に入る道路の入り口にちっちゃいちっちゃい

ばあちゃんがずーっとしゃがんでいたとか、、。

 

まだ、中国裁縫工場が無かった頃は

遠くにラオラオ湾が見え、夜になると時々

赤や、青や黄色の炎が海に浮かんでて

笛や太鼓のような音がどこからともなく

聞えてきたり、、、。

あれも確かタオタオモナが漁をしているんだ

とか、、言ってたわよね。

*【タオタオモナ】タウタウモーナとも言います。

 

そして、、今宵はデュヘンデスが庭にいる。と言うので

ホント!隣近所皆静かでした、、。

庭のゴミもやしが大好きで、毎晩毎晩焚き火をしている

アンティーWWWも今日は焚き火しないんだね。

 

なんか、、ロマンがあっていいよねサイパンって、、。

そして夜は静かに更けて行きました。

 

 

 

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。